古屋圭司通信

私が5年以上にわたって、成立に向け熱心に取り組んできた「海外の美術品等の我が国における公開の促進に関する法律案」(いわゆる「故宮法案」)が先週の金曜日に成立した。事実上の「古屋圭司法案」だ。

成立に先立つ参議院文教科学委員会にて私は答弁に立ち、この法案の想いを語らせていただいた。

私の過去ブログ、3月4日2010年11月24日2009年12月10日ならびに議事録1議事録2議事録3議事録4議事録5審議中継(3月24日文教科学委員会)を参照ください。

台北駐日経済文化代表処(在日大使館に相当)の馮寄台代表に報告した。代表は本当に喜んでいた。

その際、代表は、今般の東日本大震災に対して心からのお見舞いの意を表しつつ、馬英九総統はかつての台中大震災での日本の献身的支援に感謝の念を示すために、今回夫婦で自ら電話で5時間向い続け、支援金の要請をされたとのこと。

その額は20億円以上という。

そして、今回のこの法案の成立により、いよいよ台湾の故宮博物院の所蔵品の日本国内展示が可能となる。

準備には1年は必要と見込まれるが、代表からは、被災地の皆さんの心を励ますことができればと、事情が許せば、東京などでの展覧会にとどまらず、ぜひ仙台でも開催できればとの発言があった。

私も、仙台にて開催できればそれこそ被災者の皆さんにとっても少しでも心を和ますことができるではと思う。私もその実現に協力していきたい。

なお、台湾と北京の故宮博物院所蔵品の日本での同時展覧会開催を強く望んでおられた故平山郁夫先生の仏壇に、本日法案成立のご報告をさせていただいた。

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