古屋圭司通信

「不撓不屈」試写会

カテゴリー:議員活動

2006年06月07日

18_6_07.JPG~あらすじ~
昭和38年頃、税理士・飯塚毅氏が弱い経営基盤である中小企業の円滑な経営と従業員への利益還元するための「別段賞与」という節税制度をすすめていた。しかしこれを認めようとしない国税局は、あらゆる手段を駆使して圧力をかける。飯塚氏は、これに怯むことなく国税局に対して訴訟を起こすことを決意する。
詳しい内容は「不撓不屈」公式WEBサイトをご覧下さい。不撓不屈HP
「不撓不屈」とは、どんなことがあっても一歩も引かず、真正面から堂々と立ち向かうことである。
憲政記念館にて、TKC全国会(コンピューター会計の全国組織)の創設者、飯塚毅氏の半生を描いた物語「不撓不屈」の試写会がありました。「自利利他」の信念の元、中小企業のために国税局と戦った飯塚氏の生き方には、会計人としてだけでなく、人として自らの信じることや、真なることが見失われがちな現代社会に訴えていることがたくさんありました。
自らの信じる道や哲学のもとに行動と決断をする精神は、政治家として相通ずるものがあります。


最近では、ライブドアや村上ファンド問題のように、脱法行為のマネーゲームが正義のように横行していたかんがありますが、「働くということ」「お金に対する倫理観」、私たちが生きていく上での必要なモラルを、この映画を通じて思い返すことができます。
国家と納税者たる企業、企業とそれを支える人間の姿を通じて、混沌とした価値観が各々の世代や個人にあらわれ、信じ難い事件が起こる今日。飯塚氏のとった行動は、かつて日本や日本人に存在した「誇り」、精神性の崇高さや品格というものが失われつつある、現代へ対する警鐘でないだろうかと思うのです。
 
 困難にあたっても、ひるまずくじけない「不撓不屈」の気持ち。そして、自分のことだけを考え、先祖のことも親のことも敬わない、国のことも関係ないという利己的な考えを持つ人が多いこの時代において、社会のため、日本のために突き進む「自利利他」の気持ちの尊さを改めて認識いたしました。
 
 ぜひとも世代を問わずご覧頂きたい映画です。

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