古屋圭司通信

キューバ3日目

カテゴリー:キューバ, 国務大臣, 外交

2014年01月11日

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今日は、防災担当大臣として関係者と会談。以外と知られていないことですがキューバはハリケーンの通り道であるにもかかわらず、人的被害はほとんどありません。最近では甚大な被害となった「サンディー」でも死者は11名にとどまっています。被災家屋は27万戸を超えていますがハード面よりソフト面の防災対策が進んでいるということです。防災教育や避難方法、地域自治会や各種組織が連携して避難を徹底している実態がよくわかります。社会主義という統治機構の効果もあるのでしょうが、相互扶助の精神と技術的なクオリティの高さは注目されるべきです。
このあとは、ディアスカネル国家評議会副議長(次期国家元首とみなされている若手)とも会談。

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昼には、ラウル・カストロ国家評議会議長(フィデル・カストロの弟)と会談。昨日もカブリシャス経済担当副議長とも議論した債務問題について話し合う。
午後には、パルド全国防災参謀本部長や気象庁長官と意見交換。レーダーなどの機材は工夫して旧式のものを活用しつつ、人的な能力の高さとその対策の徹底は特筆に価します。財源はなくとも徹底的な人海戦術は驚異です。

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夜は、フィデル・カストロの4男のアントニオ氏と会食。彼は結婚式も日本の乃木坂神社にて神式で挙げた親日家。
あすには、父親であるフィデル・カストロ氏との面会を約束する。
そのあとは、10時から「トロピカーナ」という国家が経営する野外ショーで見事な歌と踊りを堪能。秘書官が思わず飛び入りでステージに上がり踊りだすほどノリがいいのです。
今日も、多忙ながら充実の一日。

 

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