古屋圭司通信

総理による国立競技場見直し表明

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2015年07月17日

建設費の見積もりが2500億円を超えて批判の嵐の国立競技場。国民の皆さんは90%近く反対。平和安全法は十分に説明することで確実に理解は進むと信じるが、ことこの国立競技場問題はいくら説明しても納得できるものではないだろう。

今日午後、総理は会見で「計画を白紙に戻し設計見直し」を表明した。この決断を高く評価したい。

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見直しの選択肢はいくつかあるだろうが、私は、国土強靭化基本計画でも明記されたCLT(クロス・ラミネーテッド・ティンバー)工法を活用するのが良いと考える。CLTとは、間伐材を高圧力で圧縮して分厚いパネルを作り、これを建設骨材として使う工法で、すでに欧米では実用化されている。
10階建てのCLT工法による「木造建築」が作れるようになったのだ。日本は「木」の文化。法隆寺は1300年以上の歴史を持つ世界最古の木造建築物だ。そして何よりも、この工法は、耐震性、防火性いずれも優れており、また工期も大幅に短縮できるというメリットがある。最先端技術と伝統の融合という日本発の文化・技術を世界にアピールする絶好のチャンス。
「災い転じて福となす」との諺の実践だ。

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