古屋圭司通信

小沢代表辞任に思う

カテゴリー:議員活動

2009年05月12日

 予測されていたこととはいえ、辞任記者会見に接して改めて感じたこと、それは
・ 13日の党首討論に応じながら、なぜその直前に辞任発表したのか。
  党首討論を逃げたのではという謗りは免れないと思う。
・ ダミーの政治団体経由で、多額かつ非常識な違法迂回献金についての説明責
  任は何ら果たしておらず、臭いものに蓋の感は否めない。
・ 「国民の生活が第一」というコピーとは裏腹に、もっぱら「政権交代」「選挙」と、
  政局至上主義に終始していたことは、国民感覚と乖離しているのではないか。
・ 一昨年の秋、いわゆる大連立構想を提案しながら、認められないと一転して辞
  意を表明した過去がある。その時は遺留されたものの、今回はその気配がな
  かったばかりか、自発的辞任をするまで心の中では退陣を望みながら民主党
  議員は公には口を閉ざしていたことからみても、これからも裏での小沢支配が
  続くのではないか。
 西松事件の効果は、政策よりも政局で小沢代表が国会運営してきたものが、事実上それができなくなって、予算案や関連法案が年度内に成立し、その結果として21年度補正予算も今週には衆議院を通過できそうな情勢であることだ。
 早期の予算成立とその執行が最大の景気対策と主張してきた我々としては、新代表を早く決めてもらい、誰が新代表になろうとも、補正予算の早期成立と重要法案の成立に向けて、ぜひ協力してほしいと思う。
 百年に一度といわれる世界的危機を克服するために、《初心者マーク》に任せるわけにはいかないし、経験を積み重ね、内外にネットワークを構築してきた我々こそが、政権を担っていかなければと改めて決意する次第だ。

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