古屋圭司通信

既にニュースでご存知の方もおられるかと思いますが、本日、南海トラフ巨大地震の被害想定(経済的な被害額)を発表しました。

最悪で220兆円という数字を出しましたが、私が強調したいのは、「想定外を避ける」という東日本大震災の教訓から「あらゆる可能性を想定した最大クラス」であるということ。すなわち、千年に一度というものを想定して、国民の皆さんに「冷静に、正しく恐れてもらう」こと、ありのままの最悪の事態を知っていただくことが大切と考えました。

 

報道では、最大の経済被害額ばかりが強調されていますが、会見でも何度も説明している通り、私が最も強調したいのは、危機感を持つことにより、減災、防災のためのあらゆる意識を世論に持ってもらう。その気持ちが何よりも重要だということです。

 

事前の防災・減災対策をしっかりと行えば、被害は確実に減らすことができます。

特に重要なのは、ハードの対策に過度に頼るのではなく、日頃から防災教育、避難訓練、災害教訓の伝承など、ソフト対策を徹底的に充実させることです。それはひとえに、国民一人ひとりの努力の積み重ねによるところが大なのです。

世界最高水準の強靭性・レジリエンスをもった国、地域、社会を築いていくことが我々の目標です。

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