古屋圭司通信

拉致問題一色の一日

カテゴリー:北朝鮮拉致問題, 国務大臣

2013年01月25日

今日は、安倍政権になってから、拉致問題の完全解決に向けて大きく、そして具体的に起動した一日でした。

まず、朝の閣議では、政府の拉致問題対策本部の組織強化を決定。

民主党政権下では、総理、拉致担当大臣、官房長官、外務大臣の4閣僚だけの構成だったのを、今回、本部長を総理とし、副本部長を拉致担当大臣、官房長官、外務大臣、他のすべての国務大臣を本部員とし、全閣僚を構成員とする政府一体の体制にしました。

その後すぐ、全閣僚出席のもと第1回拉致問題対策本部会合が開催。

ここでは、政府として、拉致問題の解決なくして北朝鮮の国交正常化はあり得ないとの方針を堅持し、拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くすこと、また、拉致に関する真相究明、拉致実行犯の引き渡しを引き続き追及していくという方針を決定するとともに、これらの方針の下、次の8つの具体的施策に全力を尽くすことを決定しました。

①  北朝鮮措置の検討、厳格な法執行の推進

②  北朝鮮側による具体的な行動への強い要求

③  情報収集・分析・管理の強化

④  捜査・調査の徹底、実行犯に係る捜査の継続

⑤  内外世論の啓発の一層の強化

⑥  ご家族等へのきめ細やかな対応等

⑦  その他あらゆる方策の検討

さらに、本部会合では、拉致議連役員、各党拉致問題代表等にご参加いただく「政府・与野党拉致問題対策機関連絡協議会」の設置を決定しました。スピード感をもって対応していくために、29日に開催する予定です。

このほか、民間団体や有識者等にご参加いただく有識者会議の設置も決定、政府のみならず、まさにALL JAPANの体制を具体的に整えました。これは、北朝鮮に対して、拉致問題の解決がなければ一切の支援はない、国交正常化はあり得ないという強いメッセージにもなります。

 

その後、閣議の記者会見に臨みました。30分にも及びましたが、質問の多くはやはり拉致問題でした。

 

午後には自民党拉致問題対策本部に出席しました。閣議や政府の対策本部会合で決定したことを報告、また23日に国連安保理が北朝鮮のミサイル発射に関し制裁強化を決議したことを歓迎する旨、北朝鮮に関する国連「調査委員会」の設置に賛成である旨を表明しました。拉致問題の解決には、国際的な連携が極めて重要であり、欠かせません。

 

その後、「あさがおの会」や黒岩知事、横浜市長、川崎市長等と面会、拉致問題解決に向けて集められた3万5千筆余の署名をいただきました。こうした草の根活動も北朝鮮に対するメッセージになり、極めて重要です。心から感謝。

 

その後、特定失踪者のご家族等と面会し、多くの悲痛なご意見を賜りました。特定失踪者の事案一つ一つを詳細かつ丁寧に調査していかなければなりません。

 

最後に、拉致被害者がいる北朝鮮向けの短波ラジオ番組「しおかぜ」のメッセージの収録をしました。このメッセージが拉致被害者に届いて、日本に帰国する希望を持ち続けていただくことを切に願っています。

 

拉致被害者ご家族のお気持ちや高齢化を考えると、拉致問題は一刻の猶予もありません。私にとって拉致問題一色の一日でしたが、安倍政権の下で必ず拉致問題を解決する、自分が最後の拉致問題担当大臣になる、そのぐらいの気持ちで拉致問題の完全解決に向けて全力で取り組んでいこうと改めて決心しました。

 

国民の皆様のご協力を心からお願いします。

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