古屋圭司通信

自民党総裁選挙が告示

カテゴリー:議員活動

2008年09月10日

 本日10日告示がなされ、22日の投票日に向けて火蓋は切られた。
 前回のブログでも申し上げたとおり、今回このような形で突然の辞任となってしまったことに心からお詫びを申し上げる。その上で、この総裁選挙で責任ある政策論争を堂々と展開することのみが、信頼を回復に繋がる唯一の道程だ。
 今回の総裁選挙の候補者は麻生太郎、与謝野馨、小池百合子、石原伸晃、石破茂の5氏が立候補した。それぞれ自らの政策や政治理念をもち、豊富な経験を積んでおり、濃密な論議が展開されることを心から期待する。
 今回私は、麻生候補の推薦人の一人として名を連ねさせていただいた。私は前回も麻生氏を支持したが、同氏はこの1年間で150箇所に及ぶ地方視察を通じ、皮膚感覚で地方経済の疲弊を認識するに至った。だからこそ、「全治3年の経済」として、この間は緊急的な経済対策を総動員することを提言している。私も全く同感だ。
 麻生候補にとって今回は4回目の総裁選挙挑戦だ。やはり選挙はよくいわれるように「出たい人より出したい人」ではなく、「出したい人より出たい人」だ。何故なら、それだけ総理への熱い想いと、確固たる国家観を持ち合わせていることに他ならない。
 議論のポイントの一つは、経済政策といわれている。麻生氏は積極財政派の代表、小池氏や石原氏は小泉改革の継承者、与謝野氏は財政債権論者とメディアは区別をしている。しかし、こんな単純な構図なのであろうか。このことを12日間に亘って行なわれる総裁選挙の論戦を通じて多くの国民に理解していただきたいと思う。
 また、年金や医療制度をはじめとする社会保障制度のあり方や徹底した行政改革により、政府の無駄を省くための施策など、与党としての責任ある議論を期待する。改めて指摘したいのは、財源手当てがはっきりしない政策は、絵に描いた餅であり、我々責任政党としては、野党のような耳当たりのいい政策を無責任に並べることは許されないことだ。一部メディアは、自民党の出来レースと批判を展開しているが、極めて失礼千万な話だ。私たち自民党はこれが国民の皆さんの信頼を回復すことができるか最後のチャンスと考えている。だからこそ、候補者も支援する仲間も、有権者いずれも真剣だ。
 22日には、新総裁が誕生する。今の流れからすると、程なく解散総選挙が予測されるところだ。心して頑張って参りたい。

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