自民党の拉致問題に関する考え方を示す
カテゴリー:北朝鮮拉致問題
2012年02月24日
本日、委員長を務める「自民党拉致問題対策特別委員会」を開催した。
担当省庁からは、北朝鮮情勢、松原新大臣の活動報告等の説明があった。
松原氏は大臣に就任してから、全国を飛び回り関係者との会合や面会を行うなど精力的に活動されている。拉致議連の同志として考えも同じ松原氏を支持したい。
但し、これは松原大臣に対する印象だ。
拉致担当大臣は民主党政権ができた2年余りで6人目、そして松原氏に任せてしまっているのか、野田総理自身、または政府から、拉致に対する強いメッセージというものが全く伝わってこない。野田総理もたまに答弁しているようだが、結局伝わらなくては意味がない。
我々は、自民党の拉致問題に関する考え方をこの度示した。
詳しくは添付のとおりだが、日米韓の緊密な連携、国際世論のリード、北朝鮮への圧力を更にかけ続け、わが党は拉致問題を解決する。常識が通じない北朝鮮への融和策は、過去全てが失敗していることからも、我々は決して考えを曲げてはならない。
拉致問題は、国家、国民の強い覚悟と意志を全面にアピールしなければ解決はできない。そして、この金正日死去後の北朝鮮情勢、さらには韓国で予定される選挙で、北朝鮮へ融和向きの野党が大躍進する情勢とのことを考えれば、2012年とくに今年前半が極めて拉致問題解決へ向けての勝負の年である。このことは、家族会、救う会と共通の認識であり、拉致議連幹事長としても全国的に活動を盛り上げていく決意だ。
何よりも、今日の省庁の説明が象徴されていたように、我々日本が、日本人が世界から何を言われようと拉致を解決するんだという、政府の強い決意が全く感じられない。私が昨年から何度も指摘し続けているFIFAサッカーの北朝鮮の対応に対する弱腰な日本政府の対応が象徴している。
この政府のアメリカ頼みの意識を我々が変え、そして厳しい制裁を北朝鮮に与え、拉致の交渉テーブルにつかせるために、全力で活動する。