古屋圭司通信

拉致国民大集会開催

カテゴリー:北朝鮮拉致問題, 議員活動

2010年04月26日

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 昨日、日比谷公会堂にて拉致の国民大集会を会場満員の中今年も開催した。
私は、拉致議連幹事長・自民党拉致対策特別委員長として次の挨拶を行った。
・この国民大集会を今年も開催しなくてはならなかったことは、非常に残念である。
・自民党政権時に、拉致問題が完全解決できなかったことは忸怩たる思いであり大変悔しい。
・中井大臣は、現政府において女子サッカー、朝鮮学校の高校無償化問題、ファン・ジャンヨプ氏来日など懸命に活動されている。
・しかし、鳩山総理は国会での就任挨拶で「拉致問題はあらゆる方策を使って解決する」と言われた。この中には宥和策も含まれており、方針がはっきりしない現政府の拉致に対する取り組みには非常に不満である。
・拉致問題解決は、これまで圧力なくして解決無しとの方針で活動してきたことは、北朝鮮の現状を見ても間違ってはいない。つまり、宥和策など無理だということ。
・また、自民党政権時に打ち出した政府の3つの政府の基本方針①すべての拉致被害者の安全確保と速やかな帰国②拉致の真相究明③拉致実行犯の引き渡し、この中の③の拉致実行犯の引き渡しが、民主党政権では削除された。大事な外交カードを放棄した。
・中井大臣に拉致特別委員会でこのことについて質問したところ「前政権でうまくいってないから外した」とのような答弁であった。その上、この基本方針を実行するための対応方針6項目がそっくり消えてしまっている。この対応方針を否定するなら新たな方針を示すべきだ。方針を明確にすることは当然やるべきこと。
・28日に中井大臣は拉致の関係会議を開かれるそうだが、3つの政府方針を否定するのか、もしくは新たな方針を出すのか、方針を明確に打ち出して頂きたい。前政権のやってきたことを『情』が入りこんですべて否定することは、結果的に金正日を利することになる。
・拉致問題は政府・組織が一体となって取り組むことであり、このことが世界・金正日への強いメッセージとなる。そうなれば、拉致議連として、全面的にバックアップをして政府の背中を押す。
・北朝鮮は、昨年2度の核実験を行った。核の脅威は我々にふりかかるものであり、再三要求している北朝鮮船籍の貨物検査法を早急に成立させるべきだ。
・日米連携強化は拉致問題に不可欠であるにもかかわらず、日米関係は現在最悪の状況である。このことは拉致問題にも大きく影響する。
・拉致問題を政府として取り組んでるのは、中井大臣だけで、鳩山総理や岡田外務大臣をはじめ政府の決意熱意覚悟がない。
・産経新聞で横田さんが「民主党の若い人たちはおとなしい。一生懸命、拉致問題を言ってくれた人も何も言わなくなった」と言われていた。
・我々の今までの取り組みは間違っていない。家族会、救う会、拉致議連の3団体が結束し、制裁を強化しみんなで連携して頑張る。
・自民党は、我々としての制裁強化案をまとめ、政府に提案する。

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