古屋圭司通信

 まずは、読売新聞岐阜新聞の記事をご覧下さい。
 この「海外美術品等公開促進法案」は、私が4年以上前から構想してきたものです。
 立法を思い立った経緯は、日華議員懇談会(台湾と日本は国交がないため、議員外交が重要な地位をしめます)の役員として、台湾の故宮博物院の院長と懇談した際に、院長から「ぜひ日本で展覧会を開催したいが、法律上の整備をしていただきたい」との要請を受けたためです。
 台湾の故宮博物院には、中国歴代皇帝の文物のほとんどが所蔵されていますが、残念ながら今までは現地で見ることしかできなかったのです。台湾では、陳総統から国民党の馬総統にかわり、中国と台湾の関係が改善されてきたこともあり、今が法案提出の環境が整ったと判断して、今回この法案を提出しました。この議員立法の作成過程では、外務省や文部科学省、法務省などの関係省庁と度々協議を行ったことは申し上げるまでもありません。
 これにより、待望の日本での展覧会が可能となるのです。もちろん、世界各国の美術館などに所蔵されている美術品の日本での展覧も、この法案成立により促進されることになります。
 本日の党の文部科学部会で承認されましたので、来週には正式な党ならびに与党内手続きをえて、野党の協力も得て、国会での成立が図られる見込みです。
 台湾の故宮博物院や北京の故宮博物院の展覧会が開催されることになれば、歴史的なイベントとなることは間違いありません。

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