古屋圭司通信

月例経済報告09年5月号

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2009年05月27日

拝啓
 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。いつも温かいご指導・ご支援を頂きましてありがとうございます。
 5月の月例経済は「厳しい状況にあるものの、このところ悪化のテンポが緩やかになっている」と上方修正されました。11の個別項目中、「輸出」や「生産」など4項目は上方修正されましたが、各分野の状況はばらばらであり、さらに雇用情勢の悪化、新型インフルエンザ、北朝鮮核実験による地政学的リスクの高まりなどの影響が懸念されます。
 27日、小沢代表が代表代行に代わり、鳩山代表が就任後初の麻生総理との党首討論が開催されました。前回開催されたのは昨年の11月末であり、ほぼ6ヶ月ぶりです。麻生総理は、与党として現実的な政策を着実に実行していくことが政治に求められていることを堂々と主張していましたが、まだまだ議論すべき事は多々あります。そもそも、この党首討論は小沢氏の提案で実現したものの、小沢氏本人がその実現を避け続けてきたため、半年も開催されなかったのです。
 テレビでも放映されたのでご覧になった方もあろうかと思いますが、改めて思うことはもっと頻繁に行い堂々と党首同士の議論を戦わせていくべきだということです。
 党首討論に合わせて、27日の読売新聞朝刊に、自民党の全面広告を掲載しました。内容は、民主党の抱える矛盾点につき指摘し党首討論や国会の場で堂々と議論しようではないかとの意見広告です。
 耳障りのいい政策を並べながら、その財源はどうなのか、官公労を中心とする労働組合と密接な関係を断ち切れない民主党に本当の公務員制度改革は出来るのか、憲法や安全保障など国の根幹の問題で軸足が定まっていないのではないか。
 私は、党の広報本部長として多角的な世論調査などを実施した結果、掲載を決断しました。一部には自民党の余裕のなさの表れではとの意見もありますが、政権を担当できるのは我々であるということをあらゆる角度からアピールしていかなくてはならないと考えています。何故ならば「政権交代」という4文字のキャッチフレーズに国民が惑わされることがないようにするためには、我々自身が危機感を持って対決していかなくてはならないからです。4年前の「郵政民営化」のように、それだけに焦点がいってしまったあの繰り返しは絶対に避けなければならないと思います。
 さて、先週末に地元の将来にとって有益な事業の推進が事実上決定しました。それは国道19号の「瑞浪-恵那バイパス」です。地元新聞各紙も大きく取り上げました。私もその実現のために取り組んできたので、今後一日も早い着工を目指して参りたいと思います。将来のリニア新幹線開業を視野に、総合的な周辺地域のアクセス整備を計画的に実施していくことが不可欠です。この瑞恵バイパスをはじめ、東濃西部の都市間横断道路、そして東部の濃飛横断自動車道の下呂-中津川間の整備などを目指していきたいと思います。
 国会は、補正予算は会期内に成立の見込みですが、予算関連法案や海賊対処法案、国民年金法案などの重要法案を成立させるためには、会期延長をせざるを得ない状況です。その後は、任期満了を見据えいつ解散があってもおかしくない状況です。
19年間の経験こそ、地域の活力と日本経済の再生のために大きな「力」になれるとの強い決意で頑張って参ります。今後とも尚一層のご指導・ご支援を心からお願い申し上げます。
                                         敬具

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