古屋圭司通信

故安倍晋三氏の国葬に参列

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2022年09月28日

長文となりますが、お読みいただければ幸いです。

昨日は故安倍晋三氏の国葬に参列し、その後BSフジにて20時からの「プライムニュース」に「国葬」をテーマに出演。

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国葬は、実際に出席した方はその空気感を実感されたと思う。

冒頭に司会者からの、「常に闘う政治家でありたい、という信念のもと国家・国民のためであればいかなる反対をも恐れず・・」という紹介は、私自身学生時代から本人を知る議員として心にストンと落ちるものを感じた。世界からあれだけ多くの弔意が寄せられたことは、外務省に聞いてもかつてなかったという。総理のリーダーシップに世界は敬意を表したということだ。

岸田総理の弔辞でも、「在任期間の長さもさることながら、実績として残したものが光っている」また、「後世は『安倍総理の時代・・』と評価するだろう」と。

映像でも過去の実績をファクトベースで示していたが、国内においては税収増、有効求人倍率過去最高等々。対外的には自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)やクアッドなど安倍総理の提言が世界標準となったことを紹介。

また、菅前総理の弔辞は、会場の共感を呼び自然発生的に拍手が起きたが、それは真実を語ったからだ。
4600人の国葬参加者は、皆同じ思いで献花をされていたと思う。

一方、一般の献花台には、何と4キロほどの列ができて、主催者や警察でも全く想定外の参列者が献花をされた。ネット献花した人は数十万人とのことだ。メディアは、分断の中で国葬と報道するが、果たして静かに弔意を示した方が圧倒的だったのでは。
さて、「プライムニュース」は同番組のHPで要約版アーカイブでご覧になれますので、時間のある方はご覧ください。

出席者は私以外では、立憲の長妻議員、維新の馬場議員、共産党の小池議員の4人で、維新以外意見が一致することはなかったが、それぞれの立場で主張。

詳しくはアーカイブをご覧いただきたいが、私からは、今回の国葬は岸田総理が自らの判断で決定したものだ。賛否あると推測される中での決断こそリーダーとしての決断だ。内閣法制局と法的な理論構成を行った結果、内閣府設置法に基づき国葬儀は行政権の範囲に含まれると結論。その根拠は昭和38年に閣議決定された内閣提出法案の整理によるもので、国民の権利義務に直接関係ないものについては、法律による規定は必ずしも必要ない。というものだ。

現在国葬に関する明文規定は存在しないので、以上のような法的裏付けを決定。この考え方は全く間違っておらず、何の問題もない。もちろん野党とは見解が違うがこれはやむを得ないこと。

しかし、国会に事前相談をしなかったのは手落ちではないか。8日銃撃、10日参議院選挙投開票、11日通夜及び記者会見、12日密葬、14日国葬発表の記者会見、というスケジュールで意志決定したことで時間的余裕がなかったことも事実だが、この点は政府与党は率直に反省すべきだ

 

もう一点は、統一教会問題がこの決定のあと噴出してきたことだ。これにより、統一教会問題と国葬とは別問題であるにもかかわらず混同してメディアが報道した結果、山上容疑者が加害者で故安倍氏が被害者であるにもかかわず、この点が全く整理されないまま国民世論が誘導されてしまったことだ。

今後は、国葬の在り方やその基準が制定できるのか、有識者による静謐な環境での検討が必要だ。皇室の在り方について同様に有識者会議による丁寧な議論を通じて報告書を出したように。

なお私が心配することではないが、安倍氏の存在がなくなった今、野党は共通のターゲットとして安倍氏に照準を合わせてきたが、今後はどのような戦略をとるのだろうか。

我々自民党は、安倍氏の遺志を継いで「真の保守政治」確立に向けて結束していくことを固く決意しているので、国葬も終えた今ひたすら前進していくことが安倍氏への供養だ。

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