古屋圭司通信

岩手県内の砂防視察に

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2022年09月05日

ホテルを出発して岩手県内の砂防視察に。IMG_7449

まずは、シガクラ沢砂防堰堤の工事現場へ。本年中には完成予定だが、高さ30メートルほどの迫力ある堰堤。21万立米の土砂を受け止めることができるので、大災害でも安心だ。

令和04年09月05日砂防大規模

次の視察は同じく工事中の竜川第二砂防堰堤。既存堰堤の横に嵩上げの上堰堤を増設。これにより計画捕捉量は2万立米から11万立米へ。過去の災害の教訓から大幅増強を図った。

令和04年09月05日砂防竜川第二

 

その後は岩手県を北上し3番目の視察は小水無沢砂防堰堤。既に平成24年に完成したものだが、翌年の台風18号では大量の土石流が発生したものの、この堰堤が流木や土石流を見事に食い止め下流民家には被害が生じなかった。もちろんその当時の流木等は撤去されて機能を回復しています。

令和04年09月05日砂防その2

 

 

ちょっとここで、その現場の説明写真を1枚。何と「プータロ村」の表示見えますか^―^。フィンランド語で木の家という意味だとか。

 

令和04年09月05日砂防プータロー

 

 

 

最後は宮沢賢治の童話から名付けられた「イーハトーブ火山局」へ。火山防災対策の情報拠点として多くの来客者があるそうです。

令和04年09月05日イーハトーブ

 

というわけで、移動時間もかかりましたが、半日余りかけて視察し改めて実感するのは砂防堰堤の効果。ダムは皆さんが身近に見ることができますが、砂防堰堤は山奥に設置されているケースが殆どでいわば「縁の下の力持ち」的役割を果たして下流の住民の財産や命をまもっているのです。地域の自治体や学校でも積極的に視察に行ってほしいものです。

 

 

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