古屋圭司通信

月例経済報告07年8月号

カテゴリー:議員活動

2007年08月08日

各 位
拝啓
 時下ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。いつも温かいご指導ご支援を頂きましてありがとうございます。
 参議院選挙は自民党にとって極めて厳しい結果となりました。この結果を真摯に受け止めたいと思います。岐阜選挙区においても、当初圧勝が予想された藤井孝男候補も2位と2万票まで肉薄されました。この逆風の中で、ご支援いただいた皆様に改めて感謝御礼申し上げます。
 年金問題、閣僚の不規則発言や自殺、事務所費の問題などが連発をし、結果として、憲法改正をはじめ、教育改革、地域再生などの、総理が進めてきた政策を理解していただく余地が無い中での選挙戦を、進めざるを得なかったことが、はっきりと結果になって現れたのではないでしょうか。
 選挙後の体勢が判明した直後に、安倍総理はあえて続投の意思を表明しました。かつて、宇野総理が36議席、橋本総理が44議席で引責辞任をしていることからみて、安倍総理退陣すべきとの意見が根強い中、総理はここで逃げるわけにはいかない。あるいは政治空白を作る余地はないとの判断から、あえてここで引き続き政権を担当し、政策の実現を通じて責任をまっとうしていくという道を選びました。
 現実問題として、参議院の野党が過半数を握ってしまったことからして、誰が総理になろうとも極めて厳しい国会運営を強いられることは間違いないので、安倍総理の責任においてこの危機を乗り切ってもらうためのあらゆる手段を尽くすべきです。この困難を克服できなければ、その時点で退陣という選択肢があるのではないでしょうか。今退陣すれば、民主党の思うツボなのではないでしょうか。まさしく背水の陣で臨むべきです。
 さて、恒例の月例経済報告をご送付申し上げます。今月の基調判断は前回と同様に「景気は、生産の一部に弱さがみられるものの、回復している」です。 詳細はこちらをご覧いただきたいと思います。
 今後とも、尚一層のご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
敬具

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